2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ニーチェ認識論1-5 実証主義のリスク

前回は実証主義のリスクを説明した。一つ目は実証主義は形而上学や芸術、美についての事柄を説明する事が難しいという内容だった。しかしそのほかにも帰納主義的に導き出された理論が絶対的正しい事を証明できないというリスクの話もした。 例えば昔はキリス…

ニーチェの認識論1-4 実証主義の弱点 福士蒼汰さんと海老蔵さん

ニーチェが実証主義を否定した直接の動機は自分に分からない。だが、彼はキリスト教の絶対性の低下により現れたニヒリズムに対して、こうした価値観に代わる新たな価値観を生み出したかったのは事実だ。そしてそれは永劫回帰という世界観である。この思想は…

ニーチェの認識論1-3 実証主義と相対主義

今回はニーチェが批判した実証主義(主客合一)という物について前回の内容を含めて説明したい。前回、私は絶対的にいい音楽なんて無いと説明した。曲が良いか悪いかは人によるからという事だった。(ただ、実はこれは相対主義的な考え方であり、ニーチェは…

ニーチェの認識論1-2 やや長いです。音楽でニーチェを説明

さて前回はニーチェの認識論を鉛筆で以て説明した。この考え方は難しいので(自分にとってですが)もう一個例を挙げる事で皆さんが帰納法的に理解できるようにしたい。今回は音楽である。 突然だが、皆さんはAKBの音楽って好きだろうか?ご存じAKBはと…

第一章 ニーチェの認識論 1-1

結論からいっておくとニーチェは物事を認識する事とは実は主体(自分)の欲求(有用性)に基づいた一つの価値の解釈の仕方でしかないのではないかと定義した。この話は凄く難しいので具体例をいくつかあげるので、帰納法的に理解してもらいたい。 例えばあな…

これからしばらくニーチェについて語っていきます

私はこれから少しでもニーチェの理解者が増える事を願う意味でも、ニーチェの考え方を自分で整理する為にも、なるべくわかりやすい様に一つの日記を1000文字前後で書いていきたい。 第一章・ニーチェの認識論(本質なんてあるの?僕らはどうやって物事を…

なぜニーチェ?

私がニーチェの思想を知るきっかけとなったのは、とある公務員の講座でいわゆる実存主義五人衆(キルケゴール、ハイデガー、ヤスパース、ニーチェ、サルトル)についての授業だった。もともとあまり哲学には興味は無かったのだが、その中で「神は死んだ」と…

初めてのブログ

こんにちは! 本日をもってブログをはじめていきます。管理人のshirotaskinzです。 Shiroで覚えていただければ。と思います。では私の自己紹介したいと思います。 好きなもの 哲学 音楽鑑賞 音楽制作 コント書き 寝る事 ナルト(漫画) 好きな哲学者 ニーチ…