今だから改めて考える、安保法制の問題点

色々あり、ついついブログを後回しにしてしまい申し訳ないです。

もう少しちゃんと取り組まねば・・・

さて早速安保法制の問題点を少し考えてみたいと思います。現在中国とアメリカが人工島を巡り火花を散らしていますが、その内日本もあの辺りを航行する事になると思うので(実際アメリカ人のエコノミストがそうすべきだと言っていたのでそうなるでしょう)この問題点を少し振り返ってみたいと思う。

さて、様々な物議を醸した安保問題だったが、結局何が悪くて何が良いのか分からない人も良くいるのではないか。そこで改めて自分なりにこの問題を整理したい。みなさんも自分の意見を固める為に利用してくだされば光栄です。

安保法の中身:ざっくりいえば現在厳格に運用される自衛隊をより円滑に運用できるようにするものだった。理由はアジアにおけるアメリカの負担を減らす事。中国への対抗。アジアにおけるパワーオブバランスを保つため。国際貢献をしやすくするためのものだ。

賛成派 

・台頭する中国への対抗(尖閣の防衛その他)

・国際貢献のため

・今のままではいざという時に自衛隊を運用できない、国を守る事ができない(本当かどうかともかく)

・日本への世界からの期待

 こんなところか。

反対派

法治主義に反する

立憲主義に反する(これは説得力がある)

徴兵制に繋がる(これはたぶん誤りだ)

戦争法案だ(これも怪しい)

・アメリカのいいなりだ(これは説得力がある)

・そもそも今必要なのか(今の状態でできる事は何か、できない事は何か。限界はいったいどこまでだったのか、今この瞬間に成立させるに足る程ひっ迫した事情が?)

・日米同盟の深化は日本人のリスクを高めるのでは(ISとの戦争に巻き込まれないか)

 ・この安保法案を口実に中国が更に軍事力を強化してくることは間違いない。つられて日本の軍事費も高くなる。(これは間違いないだろう。中国は安保法に反対したが、内心ではしめしめと思っているはずだ。哀れな事に本気で反対したのは世界で韓国くらいかもしれない)

 

さて、全体的に反対が多いが、反対する有識者や学者の主張はこんな感じだと思う。だが、はっきり言って今回の一件は何も本質が語られていない。というか反対派の批判が徴兵制に繋がるとか、戦争法案である、などというレッテル貼りがお粗末すぎて、安保法の成立の手助けになっているとすら思う。本来議論されるべき所がそれてしまっている。TPPの時の様に。(本来TPPの一番怖いところは農業や畜産業に打撃を与えるという事などではないのに、メディアはそこしか取り上げなかった)そこで私なりによく言われる立憲主義に反するという批判と、アメリカのいいなりではないか、という主張を酌んで批判を行ってみたい。次回にします。

もう少し早く更新できる様にします・・・